米子市出身で格闘技「K-1」の3階級王者、武尊(たける)選手(30)=本名・世川武尊=が史上最強の座を懸けて闘う6月のビッグマッチを前に、応援メッセージを寄せるブースが14日、同市角盤町1丁目のJU米子高島屋にお目見えした。
キックボクシング界で史上初の3階級制覇した武尊選手は6月19日、「史上最高の天才」の異名を持つ那須川天心選手(23)=千葉県松戸市出身=と東京ドームで初対戦する。世紀の一戦とされ、高額な観戦チケットが完売するなど話題を呼んでいる。
地元から郷土の星の背中を押そうと、米子市が設置。武尊選手をプリントした縦90センチ、横130センチの応援幕を作り、市民に広くメッセージの記載を呼びかけ、所属ジムを通して選手本人に手渡すことにした。
この日は、伊木隆司市長と、武尊選手の才能を見いだした米子ジム代表の富村誠司さん(46)=米子市二本木=が姿を見せ、「勝利を祈る」「目指せ、てっぺん!」などと書き入れた。
自己研鑽(けんさん)を怠らず、強い精神力で試合に臨む武尊選手の人間性にほれ込んでいるという伊木市長は「米子の誇り。激しい闘いになると思うが、確実に勝つ」と力を込めた。
メッセージ記載は23日午後5時まで受け付ける。
(山根行雄)












