任期満了に伴う江津市の市長選と市議選(いずれも22日告示、29日投開票)を前に、立候補予定者と市民による意見交換会が16日、江津市跡市町の旧跡市小学校であった。両選挙の立候補予定者11人のほか、市民ら41人が参加し、空き家対策や子育て支援など市政課題を語り合った。
江津、浜田両市の子育て中の親でつくる「コドモミライいわみ」(寺井憲子代表、約30人)が企画。
参加者は8組に分かれ「空き家の活用」「子育てしやすい町」「交流人口の増加」などをテーマに意見を出し合い、付箋に書き込んで模造紙に貼り付けて整理した。「空き家を活用して世代間交流を促すスペースを設置」「放課後児童クラブの利用料金の補助」などのアイデアが出た。
江津市都野津町の主婦、近重唯さん(43)は「市政を自分ごととして考える機会になり、選挙や行政への関心が高まった」とし、寺井代表(45)は「子どもたちの未来のためにも、今後もイベントを続けたい」と話した。
市長選には新人2人、市議選(定数16)には、現職11人、新人7人の計18人が出馬を予定する。
(宮廻裕樹)