任期満了に伴う江津市長選が、22日の告示まで1週間に迫った。元国会議員秘書の中村中氏(43)=江津市嘉久志町=と、元島根県議の山本誉氏(64)=同市和木町=の新人同士の一騎打ちとなる公算で、両陣営が動きを加速させている。投開票は29日。 (村上栄太郎)

 中村氏は、保守系の県議や市議、建設業など地元経済人ら約80人が核となり組織戦を展開。自民党県連、公明党県本部、市建設業協会など13団体の推薦を取り付け、企業立地推進など、今期限りで引退する山下修市長(73)=2期=の政策継承を訴える。

 課題だった知名度不足解消へ向け、企業の朝礼や地域会合に出席。毎日1~2時間、後援会事務所で座談会を開き、約150人と意見交換した。大型連休中は地元選出の自民党所属国会議員も市内を回った。秘書時代に培った国政とのつながりをアピールする。

 山本氏は、親族や高校の同級生など約40人が主な支援者。保守層の切り崩しを進めており、保守系支持だった経済人の一部を陣営に迎えた。市政の変革を訴え、老朽化が進む図書館の早期整備などを掲げる。

 組織力が劣ることを自認し、小まめに市内を回る一方で、浮動票が多い中心部で早朝に街頭でのあいさつを続ける。かつて県第2区総支部代表を務めた立憲民主党など政党の支援は受けず、連合島根などから推薦を得た。傘下の日本製紙労働組合江津支部など市内9労働組合に協力を働きかけた。

 市長選と同じ日程である市議選は定数16に対し、現職11人、新人7人の計18人が出馬を予定する。