今年1月、南太平洋の島国トンガの沖合で発生した海底火山の大規模噴火は、約8千キロ離れた日本にも1メートルを超える津波をもたらした。なぜ、遠い日本で大きな津波が観測されたのか。専門家の間でも見解が分かれていたが、データの解析によって通常の津波と大きく異なるメカニズムが分かってきた。

 ▼三つの謎

 気象庁などによる...