出雲市大津町にある、JR西日本と一畑電車の線路が通る共用踏切の警報機では、電車が通過する際に運行会社の「JR」「一畑」と、列車の進行方向が点灯する表示がある。通常、共用踏切では電車が向かう方向を矢印表示のみで知らせることが多い。なぜ踏切にわざわざ鉄道会社を知らせる表示があるのか、調べてみた。(Sデジ編集部・吉野仁士)

 

 踏切はJR山陰本線の出雲市駅(出雲市駅北町)、一畑電車の電鉄出雲市駅(同)から東に500メートル地点と、1キロ地点の計2カ所にある。表示機は各踏切に二つずつ、赤い警報灯のすぐ下にあり、上がJR、下が一畑の表記だ。

踏切を通行する車が確認できるよう、表示機はともに左車線側に設置されている=出雲市大津町

 共用踏切では2社の路線が並行し、JRの電車が通る際はJRの文字が、一畑の際は一畑の文字がともる。一つの情報としては受け取れるが、通過する電車の運行会社が分かることにさほど意味はないように思える。一体、どういった意図で設置されたのだろうか。

 

 ▼線路開通は約100年前

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