本紙を生活に役立てる「大人の新聞教室」が30日、大田市温泉津町小浜の温泉津まちづくりセンターであり、8人が新聞の効率的な読み方や認知症予防につながる活用法を学んだ。
山陰中央新報しんぶん学(まな)聞(ぶん)館の担当者が講師を務め、新聞記事の特徴について結論を含めた大切な要素を第1段落のリードにまとめ、第2段落以降でリードの内容を補うと紹介。日記を書く際や家族との会話に応用できると助言した。スポーツをはじめとした写真は記者が次に起こり得る場面を想像しながら撮影すると説明した。
参加者は記事の一段落に「木偏」の漢字が何個あるか探したり、新聞紙をきれいに素早く巻き上げたりして脳の活性化を図る活動を体験。温泉津町温泉津の主婦大迫富子さん(84)は「楽しく、勉強になった。1面からしっかり読みたい」と話した。
温泉津まちづくりセンターの高齢者学級として開催。大田市内では1日に五十猛まちづくりセンター、15日に宅野まちづくりセンターで開かれる。
(曽田元気)
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大人の新聞教室は無料。連絡先は編集局読者室、電話0852(32)3414。