コンサートのポスターを張り、準備を進める奥野敦史実行委員長=大田市大田町
コンサートのポスターを張り、準備を進める奥野敦史実行委員長=大田市大田町

 戦禍を被るウクライナを支援しようと、大田市民有志が26日、市民会館大ホール(大田町)でプロのオペラ歌手や市民が参加する大規模なチャリティーコンサートを開く。当初は石見銀山遺跡の世界遺産登録15周年の記念事業として計画したが、長引く戦況を踏まえ趣旨を変更。音楽で平和への祈りを届ける。

 有志の実行委員会が企画。7月2日の石見銀山遺跡登録15周年記念として、父親が大田市出身のオペラ歌手・松浦麗さん(メゾソプラノ)、国内屈指の人気を誇る笛田博昭さん(テノール)を招く計画だったが、戦禍に苦しむ人々がいる中で祝賀ムードはそぐわないとウクライナ支援に変更。歌手2人も同意した。

 合唱団はコーラスグループ「花音(かのん)」のメンバーを中心に小学生から70代までの約70人で編成。松浦さんと共に「花は咲く」「ふるさと」などを歌う予定で、8日に練習会がある。支援への思いに共感すれば本番の飛び入り参加もでき、ステージ上で口ずさむだけでも可能という。

 寄付金やコンサートの収益は全額、ウクライナ大使館などへ送る。奥野敦史実行委員長(49)は「一人でも多くの人がウクライナへの思いをはせ、歌にしたい」と話した。

 開演は午後7時。指定席4千円、自由席3千円、高校生以下1500円。「チケットぴあ」などで販売する。問い合わせは実行委事務局、電話090(7979)1551。
      (曽田元気)