山陰中央新報社のビジネス講座「ニュースペーパープラス」が10日、松江市上大野町の松江総合医療専門学校であった。看護学科の1年生48人が、将来の仕事に役立つ新聞の読み方を学んだ。今後、理学療法、作業療法両学科でも行われる。

 最初に新聞をめくり、構成や内容を把握した。講師の清水由紀子山陰中央新報社NIB担当から、記事内容を凝縮した見出しとリード(第1段落)、具体的な説明をする本文など記事の特長や、それを踏まえた「朝10分で世の中をつかむ新聞の読み方」を教わった。

 「読み方」を意識して改めて1面から終面まで目を通し、気になった記事を選択。切り抜いて読み込み、自分の考えを書くスクラップ体験で学びを深めた。

 荒田一葉さん(18) 新聞はどこを見たらいいか分からなかった。仕組みを理解したら、とても見やすくて驚いた。今後は意識して読みたい。

 長野敬さん(18) 新聞は情報量が多くて開くのがしんどかったが、こつをつかめば数分で目を通すことができ、身近な情報が載っていることも分かった。