中国電力島根原発2号機(松江市鹿島町片句)の再稼働に関し、島根県の丸山達也知事が14日、中電の清水希茂社長と県庁で面会し、安全協定に基づく事前了解を回答した。安全確保に最大限取り組むことなど10項目の要請事項を申し入れ、原発30キロ圏内の関係自治体の意見も伝達した。清水社長は「誠意を持って対応する」と応じた。

 丸山知事は「現時点においてはやむを得ないと考え、了解する」と、回答文書を手渡した。出雲、安来、雲南3市と、米子、境港両市を含む鳥取県の意見にも対応するよう求め「住民に原子力事業者としての資質を疑われることがないよう、常に緊張感を持って安全対策に万全を期してほしい」と念を押した。

 清水社長は10項目の要請に対し、...