笑顔で新聞を破る参加者=出雲市国富町、国富コミュニティセンター
笑顔で新聞を破る参加者=出雲市国富町、国富コミュニティセンター

 本紙を活用した「大人の新聞教室」が12日、出雲市国富町の国富コミュニティセンターであり、市内の16人が山陰中央新報しんぶん学聞館の担当者から、新聞の効率的な読み方や脳を刺激する活用法を教わった。

 新聞記事は見出しと、リードと呼ばれる第1段落に要点をまとめ、第2段落以降の本文で具体的な説明をする逆三角形になっていることを担当者が説明した。この特徴を押さえて読むと短時間でニュースを把握でき、作文や家族との会話に応用できると伝えた。

 一つの段落に1~9の数字がいくつあるか探すゲームや、新聞紙を細かくたたんだりリンゴの皮むきのように細長く裂いたりする認知症予防活動を体験した。

 出雲市大津町の水上郁子さん(83)は「新聞の読み方や生かし方について詳しく分かった。友人にも伝えたい」と話した。

 教室は市内の女性でつくる高齢者サロン「スマイル華の会」が開いた。

 13日には出雲市斐川町神氷の神守第五公民館でもあり、地区の「神和サロン」の高齢者29人が参加した。 (佐野翔一)

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 大人の新聞教室は無料。問い合わせは編集局読者室、電話0852(32)3414(平日のみ)。メールdokusha@sanin-chuo.co.jp