NIE実践指定校の県立江津高校(江津市都野津町)で14日、本年度2度目の新聞教室があった。3年生55人が投稿文の書き方を、山陰中央新報社の清水由紀子NIE担当から学んだ。
最初に5月の1回目の授業で学んだ見出しの役割や、リードと本文からなる新聞記事の基本を復習。清水担当は、必ず自分の意見、考えを入れる▽主張には裏付けを添える▽言いたいことは一つに絞る▽一文は短く書く-など投稿文の書き方を説明し「自分がその文章で最も言いたいことは何か。まずはしっかり見つけよう」と助言した。
生徒は投稿文を書く練習として、意見文の執筆に取り組んだ。前回学んだ「10分で世の中の動きをつかむ新聞の読み方」で当日の本紙から記事を選び、音読したり線を引いたりして精読し、気づいたことや疑問を用紙に書き出した。メモを基に意見を200字にまとめた。
嶋田悠佑さん(17)は「改めて記事を読み込むと、知らないことが多いと思った。本当にそうか?と疑問も湧いた。これからも新聞を読んで知識を深めたい」と話した。