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 読者の皆さんから、身近なテーマのコメントを募り、山陰中央新報とSデジに掲載する「さんコメ!」。「選択的夫婦別姓、導入すべきか」に、たくさんの投稿をありがとうございました。紙面には一部しか載せていませんが、Sデジでは全てのコメントを読むことができます! 記者の雑感もありますので、お楽しみください。(かっこ内はペンネーム。内容は一部要約・編集しています)

 

<選択的夫婦別姓とは>

 日本の民法は、夫婦は同じ姓(名字)を名乗ると決まっている。だが、結婚前の姓を使い続けたい人もいる。「選択的夫婦別姓制度」は、一緒の姓にするか別々にするかを夫婦ごとに決められる制度だ。

 日本で夫婦同姓が定められたのは明治時代。結婚後は夫の姓を名乗るという考え方は根強く、9割の夫婦で妻が夫の姓に変えている調査結果がある。

 仕事や家の都合で姓を変えたくない人は、事実婚の形を取るケースが多い。子が生まれた場合、原則的に母(妻)が親権者となり、子は母の姓を名乗る。父(夫)が子を認知すれば、家庭裁判所の手続きを経て、父の姓を名乗ることもできる。

 親子やきょうだいで姓が違ったり、妻や夫が1人だけ別の姓になったりして、家族の絆や一体感が弱くなると心配する意見もある。

 元の姓を通称として使う人もいるが、銀行の口座や免許証は名前の変更や再発行が求められる場合もある。

 別姓を求める声は約25年前から大きくなり、法制審議会は1996年、選択的夫婦別姓の導入を含む民法改正案を作ったが、自民党などの反対で見送られた。事実婚の夫婦らが、別々の姓を選べないのは権利侵害だとして別姓を求めた裁判は昨年6月、最高裁大法廷が「憲法違反ではない」と判断した。

 世界では夫婦同姓を法律で強制する国は、ほとんどない。結婚を控える若者にこそ考えてほしい問題だ。

 (坂上晴香)

 

▽私が若いころは、好きな人の名字になることが憧れでもありました。旧姓の方が仕事では都合が良い場合もありますよね。

▽結婚しても、旧姓のままで仕事している人はいます。職場では旧姓で、プライベートでは現姓で名前を呼ばれて変な感じはしないのですかね。私は別姓は考えられません。(モンブラン)

▽私自身いろいろもめて、結婚までに10年かかりました。導入されなければ、最終的には離婚して元の姓に戻します。「家族感が失われる」とも言われますが、姓は関係あるのでしょうか?さまざまな家族の形があっていいと思います。(ぺこ)

▽あまり関心なかったのですが、再婚する場合、子どもの名字が何度も変わるのに抵抗感があるという女性がいました。別姓でもいいと思うようになりました。(日々是好日)

▽賛成です。結婚後も仕事を続けたのですが、しばらくは旧姓で呼ばれました。子どもの姓は、どちらかを選択させることになりますが、家族感がなくなることはないと思います。(ナオミ)

▽名前を変える手続きが煩雑過ぎる。名前は自分という人間の基本だから、選択の自由は認められるべきです。世の男性は、名字が変わる大変さを知らない人が多いと思う。

▽反対です。仕事上不便なのであれば、通称として、今までの姓を使えばよいのではないでしょうか。(ドルチェ)

▽家を継ぐという価値感を持たない人生も当たり前になっており、夫婦別姓も当然だと私は受け入れています。

▽選択できるならそれでいいのでは? 互いの姓を大切にしたい気持ちがあるからで、納得のいく選択ができる世の中になれば、よりよくなると思います。

▽別に何の違和感もなく夫の姓になりました。新しい生活が始まると思いました。互いに納得のいくまで話し合うって、とても大切なことだと思います。

 

 次回のテーマは「生理にまつわるエトセトラ」です。「生理の貧困」問題などを契機に、オープンに語られることが多くなりましたが、痛みや不快感を我慢する人はまだまだ多く、生理休暇は取りにくいとの声もあります。男性をはじめ周囲の理解も大事ですよね。コメントはツイッターとLINEで募ります。ツイッターは「#さんコメ」をつけて、つぶやいてください! 7月中に特集を組みます。