参院選の選挙期間は公示の22日から投開票日前日の7月9日までの18日間となる。通常の17日間より1日長い異例の選挙戦。17日間の場合、公示は6月23日となるが、太平洋戦争末期の沖縄戦の犠牲者を追悼する「慰霊の日」に当たり、政府が前倒しを決めた。岸田文雄首相は沖縄での式典に出席する。

 1992年12月の公選法改正で、参院選の投票日は「少なくとも17日前に公示しなければならない」と規定。95年から2019年まで参院選は9回実施されたが、うち8回で選挙期間は17日間だった。例外は16年で、今回の参院選と同じ18日間。6月22日公示、7月10日投開票という日程も同一だった。公示が23日から22日に前倒しされたのも、沖縄の「慰霊の日」と重なるのを避ける...