山陰中央新報を使った「大人の新聞教室」が28日、松江市八雲町西岩坂の八雲公民館であり、地区の寿大学のメンバー21人が新聞を日々の生活に生かす方法を学んだ。
山陰中央新報社編集局の担当者が1面にはその日の重要なニュースが網羅されている、と説明。各ページの見出しを拾い読みする▽記事の内容を凝縮したリード(第1段落)を読む-ことで「忙しい朝の10分間で、世の中の動きをつかめる」と解説した。
インターネットにあふれる情報と、新聞に掲載している記事の信頼性に違いがあることも説明。新聞掲載までには何人ものチェックが入り、裏がとれない内容は掲載しないこと、大事なことから書く、第1段落に要点が要約してあることなど、新聞記事の特徴を説明した。
参加した小松正夫さん(77)は「時間がないときは、全ページに目を通すのをやめていたが、見出し、リードを拾うことで全体が分かることが学べた」、藤田節子さん(73)は「たくさんの人が話題を探し、記事を書いていることが分かり驚いた」と話した。
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大人の新聞教室の問い合わせは編集局読者室、電話0852(32)3414へ(平日のみ)。
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