先月下旬、済生会北海道支部が推進する「ウエルネスタウン」を視察するため、小樽市に出張した。同市は明治に入り、北海道の経済の中心地として繁栄した。しかし現在、人口は10万人と、往時の半分に落ちているのには驚いた。高齢者人口の割合も41%を超える。

 済生会は病院...