小雨の影響で貯水率が低下している志津見ダム=出雲市飯南町(国土交通省出雲河川事務所提供)
小雨の影響で貯水率が低下している志津見ダム=出雲市飯南町(国土交通省出雲河川事務所提供)

 渇水傾向が続く神戸川上流の志津見ダム(島根県飯南町)で貯水率が約40%まで下がり、国や利水者などでつくる協議会が7日、今後35%を下回った場合に下流部で農業用の放流量を10%カットすることを決めた。まとまった雨が降らなければ今月中旬にも制限を始める可能性がある。

 出雲河川事務所によると、志津見ダム流域の6月の降水量は122・2ミリリットルで、過去10年の平均216・5ミリリットルの半分程度。7日午前8時現在、同ダムの利水容量640万トンに対する貯水率は42・6%、貯水位は平常時の最高貯水位から6・5メートル低い239・2メートルとなった。

 神戸川渇水調整協議会は同日、貯水率が「35%以下」になれば下流部で農業用水の取水制限を行い、出雲市馬木町の観測点で通常毎秒4・4トンの放流量を4・2トンに下げる第1次渇水調整を行うことを決めた。取水制限が行われれば2011年の完成後初めてとなる。

 貯水率が「25%以下」「10%以下」となった場合も段階的に調整を行う。
      (平井優香)