大崎琴未選手(中央)からオーバートスの指導を受ける児童=松江市矢田町、矢田体育館
大崎琴未選手(中央)からオーバートスの指導を受ける児童=松江市矢田町、矢田体育館

 バレーボール女子Vリーグ・東レアローズの大﨑琴未選手(浜田市出身)らが9日、松江市矢田町の矢田体育館で開かれた講習会で市内の小学生約40人を指導し、一流のプレーも披露しながら上達のこつを伝えた。

 大﨑選手は浜田東中学校から強豪・下北沢成徳高校(東京)に進み2019年に入団。中田紫乃選手、坂本侑選手、鈴木悠二コーチと共に、小学生6チームの指導に当たった。

 アンダーパスやオーバートスの手本を示し、「手だけを振らずに膝を使って」「上目遣いでボールを見て」と助言。児童一人一人に声をかけて回った。スパイク練習では大﨑選手と中田選手が打点が高い、強いスパイクを披露し、児童から拍手が起こった。「選手2人対1チーム」の対戦もあり、盛り上がった。

 ライズJVCの小林奏人君(12)は「スパイクは膝を曲げて、全身を使うことが大事ということを学んだ。選手はサーブを確実に決めていてかっこよかった」と話した。大﨑選手は「何事にもチャレンジして取り組んでほしい」とエールを送った。

 講習会は松江バレーボール協会と矢田体育館の指定管理者・北陽ビル管理が主催。10日も開かれる。

     (大迫由佳理)