【出雲】出雲市を中心に活動する写真愛好家団体「フォトクラブひまわり」の作品展が同市斐川町神庭の荒神谷博物館で開かれている。白無垢(むく)姿の花嫁や桜の花びらを繊細な構図で切り取った個性あふれる作品が並ぶ。31日まで。
出雲市を中心に松江市や島根県飯南町の20~80代の26人が所属する。月1回の例会で技術を磨くほか、一般向けの講習会を開く。
10回目の作品展は「おらが自慢の逸品」と題し、19人が1点ずつ出品した。ガラスに張り付いた桜の花びらと水滴を切り取った「桜雨」は、水滴に花びらのピンク色が映り、絵画のような世界を表現した。
花や鳥、風景のほか人物を被写体にした作品もある。「アオハル」は中学生か高校生とみられる女性の表情をアップで捉え、思春期の純粋さを表現した。
三加茂幸子会長(72)は「たくさんの人に見てもらい、写真に興味を持ってもらえるとうれしい」と話した。入場無料。
(月森かな子)