陸上の世界選手権(米オレゴン州)で三浦龍司選手(順大、浜田東中|京都・洛南高出)が男子3000メートル障害予選に出場した16日、母校の国府小学校(浜田市下府町)で後輩ら約100人はテレビ観戦し、エールを送った。
三浦選手が在籍した浜田陸上教室の関係者や国府小児童らは、色とりどりの風船をたたきながら、東京五輪7位で、日本記録保持者の走りを見守った。
3着以内は無条件で決勝進出が決まるだけに、先頭集団を力走するレース展開に期待を膨らませたが、5着に終わった。各組4着以下の記録上位6人にもわずかに届かず、日本勢で2003年のフランス大会以来、9大会19年ぶりの決勝進出がかなわなくなると、落胆の表情を見せた。
駅伝中継を見て2年前にファンになったという国府小4年の皆尾蒼佑君(9)は「決勝には出られなかったけど、集中して頑張っていたと思う」と健闘をたたえた。
催しは浜田市陸上競技協会が開いた。
(森みずき)