あらすじ 同心羽田庄兵衛は弟殺しの罪人喜助を高瀬舟で護送中、喜助の晴れやかな様子を不審に思った。事情を尋ねると今まで生活が困窮し、遠島にされた方が幸せになれそうだと感謝すらする。さらに重病の弟を殺したのは本人の望みで、自分も弟が苦しむのを見過ごせなかったからだという。...