新型コロナウイルスの感染「第7波」が夏休みの旅行予約を鈍らせている。今夏は政府による行動制限がなく、需要回復へ関係者の期待は高まったが、申し込みの鈍化やキャンセルが出始めた。
       (取材班)

 皆生温泉の旅館・華水亭(米子市皆生温泉4丁目)は夏休み期間の8月末までの予約件数がコロナ禍前の2019年同期比で7割となり、うち9割を県外客が占める。運営する皆生グランドホテルの伊坂明社長は「客足の戻りは行動制限がないことが大きい」と話す一方、30日の宿泊予約で40人の取り消しが発生した。

 国民宿舎千畳苑(浜田市下府町)の告船小太郎支配人は「6月の時点で予約は...