御茶屋(おちゃや)というと、御休処(おやすみどころ)のイメージがあるが、ここで紹介する御茶屋は松江藩公式の藩主の休憩・宿泊所である。『雲陽大数録(うんようだいすうろく)』(宝暦か明和年間成立)によると、藩内には9カ所の御茶屋があり安来、吉佐、出雲郷、津田、松崎、浜佐陀、玉造、牛尾、今市に置かれていた。建物は目的に応じ...
残り1449文字(全文:1609文字)
続きを読むには会員登録が必要です
無料会員登録(山陰中央新報IDを取得)すると
付きのデジタル記事が月5本まで読める
ニュースレターで最新情報を受け取れる
プレゼント応募や、クーポンが利用できる