鳥取砂丘砂の美術館(鳥取市福部町湯山)で30日、独立100年を迎えたエジプトをテーマにした巨大砂像の展示が始まった。砂丘の砂約3千トンを使用し、11カ国20人の砂像彫刻家が作ったピラミッド、神殿など迫力ある21作品が並ぶ。2024年1月3日まで。
美術館の第14期展示。黄金のマスクで知られる古代ツタンカーメン王の墓の発見からも100年の節目で、テーマを「砂で世界旅行・エジプト編」とした。
高さ約4メートルの王の像2体が並ぶエジプト南部の古代遺跡「ルクソール神殿」や、ツタンカーメン王墓の発掘作業などを再現。エジプト文明を象徴するクフ王のピラミッドやスフィンクス像もあり、臨場感たっぷりの作品が、エジプト旅行気分を味わわせてくれる。
入館料一般800円、小中高生400円。
(福間崇広)