江戸時代の松江は、山水の調和した美しい城下町として評価が高かったようです。松尾芭蕉と同時代の俳人、大淀三千風は『日本行脚文集』(1690年)において「本朝十二景」の一つに推しています。

 その後、菅茶山、頼杏平...