「ハデ木」を再利用したドームテントに入る子どもたち=島根県邑南町高見、高原公民館
「ハデ木」を再利用したドームテントに入る子どもたち=島根県邑南町高見、高原公民館

 【邑南】刈り取った稲を天日干しするための「ハデ木」を再利用したドームテントが5日、島根県邑南町高見の高原公民館前にお目見えした。中山間地の豊かな森林資源や、伝統的な米作りを感じてもらおうと住民グループが制作した。9月上旬ごろまで展示する。

 テントは高さ2メートル、直径4メートルで、住民グループ「高原を楽しくする会」が町の補助を受け、地元農家で使われなくなったハデ木を集めた。石見養護学校(邑南町中野)の高等部生徒とともに切ったり、磨いたりして骨組みに仕上げた。

 グループのメンバーら大人10人が高原公民館前に持ち込み、地元児童8人の手を借りながら1時間半ほどをかけて完成させた。

 高原小学校5年の石川絆希(きずき)君(11)は「一本一本をつなげたり組み合わせたりするのが楽しかった」と話した。

 展示後は地域の催しなどで活用するという。

(糸賀淳也)