益田市が制作、発行している「広報ますだ」でイラストの無断使用があり、版権所有者に約36万円の和解金を支払った。担当職員がダウンロードして取り入れた際、著作権の有無を確認しなかったのが理由。

 市が、26日の市議会総務文教委員会調査会で明らかにした。既に専決処分したという。

 市によると、イラストを無断掲載したのは2015年9月号で、たくさんの人が街中を行き交う様子を描いた作品。

 心の健康を考える内容の文章のイメージ図として付けたが、担当者がダウンロードした時に使用料が無料と思い込み、著作権の有無や問い合わせ先を確認しなかった。

 イラストを管理している京都市内の企業から昨年10月「イラストは有料作品で益田市には貸し出し履歴がない」との文書が届き、無断利用が発覚した。

 広報は2万8千部を配布済みで、市はイラスト使用料33万2640円、遅延金3万4880円の36万7520円の支払い契約を所有者側と結んだ。

 市政策企画局の島田博局長は「職員の著作権に対する知識が乏しく、このような事態を招き、反省している」と陳謝し、最終的な編集を担う政策企画課のチェックを含め、体制を強化するとした。

      (中山竜一)