四国総体で優勝した横田高校男子ホッケー部の選手たち=島根県奥出雲町三成
四国総体で優勝した横田高校男子ホッケー部の選手たち=島根県奥出雲町三成

 7月末から8月初旬にかけて徳島県阿南市であった全国高校総合体育大会(インターハイ、四国総体)で連覇を果たした横田高校男子ホッケー部の選手が10日、島根県奥出雲町三成の町役場仁多庁舎に勝田康則町長を訪ね、優勝を報告した。熱戦をねぎらわれた選手たちはインターハイに続いて国体、全国選抜大会を制覇する3冠達成へ向け、決意を新たにした。

 横田は2回戦から登場すると順調に勝ち上がった。決勝では、福井県代表の丹生と対戦。双方無得点で迎えた第3クオーターで連続ゴールを決めてリードし、再三のピンチを切り抜け2|0で破り、7度目の栄冠を手にした。昨年は、悪天候の影響で2校優勝となったため、単独優勝としては11年ぶりとなる。

 選手5人と仁多庁舎を訪れた伊藤直登監督(35)は「必ず優勝するという強い気持ちを持って勝ち取ることができた」と報告。勝田町長は「選手の皆さんが高い目標に向かい、一つとなって日々の練習に耐えてきた結果だ」と偉業をたたえた。

 佐伯昂大主将(17)は気温が30度を超える厳しい状況の中で「選手みんなが最後まで走り切れたのでよかった」と大会を振り返り、「3冠のうち、1冠が取れてうれしい。2冠目の国体も取りたい」と次を見据えた。
      (狩野樹理)