新型コロナウイルス禍で高齢者の地域活動が停滞する中、ICT(情報通信機器)を活用した体操教室や交流の場を主導できるリーダー高齢者の育成に出雲市が取り組んでいる。感染を避けながら高齢者の健康維持や交流機会の創出につなげたい考え。

 市医療介護連携課によると、新型コロナ禍で地域の体操教室は多くが活動を中止している。外出の機会が減ったことで心身機能が低下し、要支援認定を受ける高齢者が増えた。2019年の要支援認定者2363人に対し、21年は145人増の2508人だった。

 21年に市内コミュニティセンターにWiーFi(ワイファイ)が整備されたのに加え、...