全国教職員剣道大会で準優勝した団体メンバーら=長野県長野市、ホワイトリング長野市真島総合スポーツアリーナ
全国教職員剣道大会で準優勝した団体メンバーら=長野県長野市、ホワイトリング長野市真島総合スポーツアリーナ

 8月11日に長野市であった全国教職員剣道大会団体の部で、島根県チームが41年ぶりに準優勝した。新型コロナウイルスの感染拡大で十分な稽古ができなかったもののチームワークでカバーし、全国の強豪を次々と撃破。優勝は逃したものの、5人のメンバーは「やれないことはない」と自信を高め、来年の地元開催での頂点を見据える。

 大会は小中学校や高校、大学、教育委員会などに勤務する剣道経験者ら約300人が出場し、団体の部は都道府県別の47チームがトーナメント戦で覇を競った。島根は4月の選考会を経て、松﨑康汰さん(松江養護学校講師)、高瀬遼太さん(出雲西高教諭)、青木大晟さん(大田高教諭)、藤田和弘さん(矢上高教諭)、曽田明浩さん(大社高教諭)の20~50代でチームを組んだ。

 3勝先取制の試合で接戦を制し続け、準決勝では1|1で迎えた大将戦で曽田さんが小手を奪って大分を撃破。秋田開催だった1981年以来の決勝進出を決めた。

 近年は団体戦の成績が低迷し、底上げを図るため剣道経験のある教職員らが「教員剣道部」を結成。「第2の青春」をモットーに月3~4回の合同稽古を重ねてきたが、特に年明け以降は感染拡大で中止が増えた。

 こうした中で重視したのがメンバー同士のコミュニケーションで、LINE(ライン)のグループトークを活用して対戦相手の特徴を伝え合ったり、試合展開を練ったりした成果が全試合で表れた。

 大将を務めた曽田さん(56)は「一人一人が役割を意識して戦えた」と振り返り、快進撃の要因を「チームワークに尽きる」と分析。来年の地元開催では、前回地元開催だった82年以来の優勝を目標に掲げ「それぞれがいい準備をすれば結果は付いてくる」と自信をみなぎらせた。

 女子個人戦では湯浅里咲さん(河南中教諭)が16強入りした。
     (佐々木一全)