黒松の根元に土をかける生徒=雲南市吉田町吉田
黒松の根元に土をかける生徒=雲南市吉田町吉田

 【雲南】雲南市立吉田中学校(雲南市吉田町吉田)の全校生徒がこのほど、近くの山に黒松約60本を植えた。活動を通し、森林や林業の役割を学んだ。

 植樹は、森林資源を守り育て、自然環境の大切さを学ぶ授業の一環。町内に本社がある住宅や食品関連の田部(同)の協力を得て、同社が所有する山で実施した。

 生徒28人は、田部の社員4人の指導を受け、くわを使って穴掘り。高さ約30センチの黒松の苗木に丁寧に土をかけ、大きく育つよう願った。

 植樹体験は初めてという1年の横木日和さん(12)は「貴重な体験で楽しかった。これからも大切な吉田の自然を守りたい」と話した。(狩野樹理)