島根県と鳥取県が２９日、３６３人、４５１人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。２８日確認分。両県でそれぞれ６件のクラスター（感染者集団）が発生した。島根で感染者１人が死亡し、累計死者数７９人となった。
島根県の居住地別の内訳は松江市１１６人、出雲市６９人、浜田市２８人、安来市２４人、邑南町２３人、大田市２２人、隠岐の島町１６人、江津市１２人、益田市９人、雲南市８人、飯南町６人、川本町、吉賀町各５人、奥出雲町、津和野町各３人、海士町１人、県外４人、調査中９人。
新たなクラスターは松江市の保育施設７人、益田保健所管内の高齢者福祉施設７人、出雲市の児童福祉施設２カ所でそれぞれ６人と７人、高齢者福祉施設５人、県央保健所管内の事業所５人。県内のクラスターは累計５６０件となった。
浜田市立小学校１校が関係者の感染確認に伴い、２９日から３１日まで学年閉鎖を実施する。
鳥取県の保健所管内別の新規感染者は、鳥取市２３６人、米子１４６人、倉吉６９人。クラスターの感染数は鳥取市の保育所２６人、境港市の事業所２４人、鳥取市の放課後児童クラブ１７人、同市の高齢者福祉施設１５人、米子市の認定こども園９人、同市の社会福祉施設８人。県内の累計は３７６件となった。
感染確認を受けて白兎養護学校が学級閉鎖、境港市の余子小学校が学級・学年閉鎖。鳥取市の保育施設１カ所は一部休園した。
両県でそれぞれ公表済みの感染者２人の取り下げがあり、累計感染者数は島根６万８１８７人、鳥取５万２８１２人。２９日午前０時時点の確保病床使用率は島根（３７１床）が３６・４％、鳥取（３５０床）は４６・０％。宿泊療養は島根３１人、鳥取１３０人、自宅療養は島根７１８２人、鳥取６３７５人。重症者は島根２人、鳥取１人。
（清山遼太、福間崇広）
