池に浮かぶ色鮮やかなボタンを眺める来場者=松江市八束町波入、由志園
池に浮かぶ色鮮やかなボタンを眺める来場者=松江市八束町波入、由志園

 松江市八束町波入の日本庭園・由志園で29日、3万輪のボタンの花を池などに敷き詰めて飾るイベント「池泉牡丹(ちせんぼたん)」が始まった。色鮮やかな赤やピンクの花が庭園に溶け込み、来場者を楽しませている。5月5日まで。

 国内有数のボタンの産地として知られる地元で、農家が間引き作業をする際に出た花を集めて、毎年大型連休中に開催。昨年は新型コロナウイルスの感染拡大で休館したため、2年ぶりとなった。

 来場者は庭園内の池や通路に、じゅうたんのように敷き詰められたボタンを眺め、写真に収めて楽しんだ。

 5月8、9の両日は、黄色の品種に入れ替えた「イエローガーデン」を開催するという。

               (黒沢悠太)