島根県西部の官民でつくる石見観光振興協議会(会長・久保田章市浜田市長)は14日から、スマートフォンを使った非接触型のスタンプラリー「いわみくるり」を始める。スマホにアプリをダウンロードし、石見地方の飲食店や観光施設に置かれたQRコードを読み取るとスタンプ獲得となる仕組みで、観光客の周遊を狙う。
「いわみくるり」は2015年夏から毎年実施し、コロナ禍の20年度にウェブの活用を始めた。今回新たに位置認識技術「ユーコード」による情報提供システム「ココシル」のアプリを採用し、使い勝手を向上させた。QRコードは県東部と山口、広島県を含む約310施設・店舗に設置する。
期間は23年2月28日まで。集めたスタンプ数に応じて「石見ルーキー賞」(5個以上)、「石見エース賞」(10個以上)、「石見エキスパート賞」(20個以上)があり、抽選で約280人にゲストハウスの宿泊券や食事券、縫いぐるみなどが当たる。
12日は協議会事務局の県西部県民センター(浜田市)の職員14人がモニターとして津和野町を訪れ、QRコードが設置された和菓子店や茶舗を巡った。同センター商工観光部の藤原繁智部長は「県内外からの観光客の入り込み増につながれば幸いだ」と話した。
(中山竜一)













