島根県津和野町が東京・文京区に構える東京事務所が、近隣住民に人気の「津和野やさい市」を4月に再開した。新型コロナウイルスの感染拡大で控えていたが、今後は1カ月に1回開き、町産の新鮮な農産物を届け、町のPRと生産者支援につなげる。
もともと昨年1~3月に期間限定で実施。コロナの感染拡大で、都内の飲食店に農産品を卸していた町内業者が打撃を受けたことから、支援につなげようと同年7月から定期的に開いてきたが、今年1月からは休止していた。
再開した4月24日は、小松菜、キャベツ、新タマネギ、ジャムなど20品目を並べ、近隣住民や再開の知らせを受けた常連客でにぎわった。
同事務所スタッフの岡田朋恵さん(27)=津和野町出身=は「知ってもらうことが町のPRになる。少しでもつながりを生みたい」と話した。 (白築昂)