料理を教えるグエンティ・モンズンさん(右)とフィンティ・クェアンさん(左から2人目)=松江市比津町、法吉公民館
料理を教えるグエンティ・モンズンさん(右)とフィンティ・クェアンさん(左から2人目)=松江市比津町、法吉公民館

 【松江】ベトナム出身で松江市の比津が丘在住のフィンティ・クェアンさん(32)とグェンティ・モンズンさん(31)によるベトナム料理教室がこのほど、松江市比津町の法吉公民館であり、参加者にベトナムの伝統料理を紹介し、交流した。

 作ったのはベトナム風お好み焼き「バインセオ」。法吉地区から集まった18人の参加者と麦の粉などで作った生地に、キャベツや豚肉、エビ、もやしといった材料を包み、チリソースや魚醤(ぎょしょう)の「ナンプラー」で味付けした。

 グェンティさんとフィンティさんは技能実習生として2019年から来日し、現在は松江市内の介護施設で働いている。

 日本で料理を教えるのは初めてというフィンティさんは「みんな料理が上手で熱心だった。もし機会があればほかの料理も教えたい」と笑顔で話した。

 教室は法吉地区社会福祉協議会の多文化共生事業の一貫。地域に110人いる外国人との相互理解を深めようと法吉公民館と共催した。

 (小林竜大)