スポーツでけがをした時のリハビリテーションや退院後の自費リハビリに対応する事業を展開する「あすトレ益田」(益田市乙吉町、竹江裕司代表)がリハビリ施設を開所した。竹江代表(41)が病院での理学療法士としての勤務やスポーツチームでの指導経験を生かし、年齢問わずに相談に訪れやすい場にしようと運営する。
あすトレ益田は、島根県内では20人ほどと少ないアスレチックトレーナーの資格を持つ竹江代表が40歳を機に独立。自宅の一部を改修し、5月に開業、8月にオープンした。竹江代表は、益田市内の病院で理学療法士として13年間務める傍ら、市内の部活動やサッカーチームで体幹トレーニングやストレッチなど運動指導を行った経験を持つ。
「自費リハ」は、介護や医療保険適用のリハビリ期間では回復状態に不安があったり、退院後も積極的にリハビリを受けたい人が通う。バスやタクシーを使い病院に時間をかけて通う高齢者の負担を減らそうと戸別訪問にも対応する。
部活動やスポーツでけがをした患者に対し、復帰に向けたトレーニングの提案や病院を受診した方がいいかどうかの判断ができる強みも生かす。病院からの患者の紹介にも対応し、竹江代表は「スポーツをする人が気軽に相談できる場、安心できる場にしたい」と話す。
9月には益田市と提携し、65歳以上で要支援1、2の高齢者が1割負担(300円)で通える通所型リハビリサービスを開始。幼児~小学1年生を対象に体の動かし方を指導する運動教室も運営する。
リハビリ施設と戸別訪問の合計利用人数の目標は1日5人、月100人を目指す。自費リハは45分5800円、スポーツリハは45分4800円で完全予約制。問い合わせは竹江代表、電話090(3633)8203。