冬の訪れを告げる渡り鳥コハクチョウが出雲市の斐伊川河口に今季初飛来したと、ホシザキグリーン財団(出雲市園町)が14日発表した。最初に確認したのは昨季と同じ9日で、来年3月中旬まで優雅な姿を見られる。
同財団によると、9日午後2時50分ごろ、日本野鳥の会島根県支部の会員が河口に降りた成鳥7羽を観察し撮影。約1時間後に飛び立った後、姿を確認できなくなったが14日朝、同財団職員が同じ斐伊川河口で成鳥2羽を見つけた。河口ではさらに成鳥4羽を、近くの新建川左岸(出雲市斐川町荘原)の水田でも成鳥3羽を同時に確認した。
昨季は11月に最多の499羽を確認。例年500羽ほどが越冬するため宍道湖西岸に舞い降りるという。
(月森かな子)













