第101回全国高校サッカー選手権島根県大会は21日、29チーム(2校の合同1チームを含む)が出場し、県立浜山公園陸上競技場などで開幕する。今夏の四国総体に出場した立正大淞南が一歩リードし、3連覇を狙う大社が追う。
立正大淞南は選手個々の能力が高く、サイド攻撃やドリブル、パスを織り交ぜた中央突破などを積極的に仕掛ける。FW香西は守備の裏側への抜けだしやシュート力にたけ、サイド攻撃の軸となるMFイゴル・ヤン、野田はスピードとテクニックを合わせ持つ。
大社は飛び抜けた選手はいないが、チーム力が高くパスサッカーで相手の守備を崩す。ディフェンス陣を統率する妹尾、児玉は得点能力も高い。攻撃はMF天野、有富らを中心に組み立てる。
パスサッカーを得意とする明誠、フィジカルが強くロングボールを使う攻撃が得意な開星、守備にまとまりがあり、粘り強さがある松江商も上位をうかがう。
今大会は観客数の制限は設けないが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため声を出しての応援、ハイタッチなどの行為は禁止する。準々決勝までは無料だが、準決勝と決勝は有料(一般千円、高校生以下は無料)となっている。
女子は県予選は行わず、11月5日から鳥取県である全日本高校女子サッカー選手権中国地域予選会に松江商が出場する。(景山達登)