食育ブースのアイデアを出し合う出雲工業高の生徒と県立大出雲キャンパスの学生=出雲市上塩冶町、出雲工業高校
食育ブースのアイデアを出し合う出雲工業高の生徒と県立大出雲キャンパスの学生=出雲市上塩冶町、出雲工業高校

 出雲工業高校(出雲市上塩冶町)の運動部が11月3日に地域の子どもたちに向けたスポーツ体験イベントを開く。県立大出雲キャンパス(同市西林木町)健康栄養学科の学生と連携し、食育も兼ねてスポーツに興味を持ってもらう機会を設ける。 (月森かな子)

 市内の未就学児や小学生にスポーツに親しんでもらおうと、昨年に続いて企画した。参加者と生徒がペアになって野球、サッカー、陸上、柔道の4種目を体験する。

 今回は運動する上で重要な「食」もテーマに設定。県立大で栄養学を学ぶ3年生の有志の協力で親子向けの食育ブースも設ける。

 19日は出雲工高で、生徒の代表3人と学生10人が意見交換。子どもが苦手そうな野菜を多く使ったお菓子やレシピの配布、体づくりに必要な食事メニューの提案などアイデアを出し合った。

 野球部マネジャーの田中すずさん(17)=2年=は「子どもたちが好きなスポーツを見つけ、何でも食べるきっかけにしたい」と意気込む。

 参加申し込みは出雲工高ホームページで。締め切りは25日。問い合わせは同校、電話0853(21)3131。