造園工事などを手がける(株)玉木園芸(出雲市平田町、玉木邦博社長)が、運営するガーデンショップを出雲市灘分町に新築移転した。店名を「玉木園芸」から「and Green(アンドグリーン)」に変えて全体的にリブランディングし、ライトユーザーの掘り起こしを狙う。
植木や資材置き場として活用していた約1万1千平方㍍の土地に、軽量鉄骨造りと木造のそれぞれ平屋建て(延べ床面積は2棟計390平方㍍)を新築。駐車場は27台分を確保した。
1キロ離れた国道431号沿いの旧店舗と比べて1・5倍の広さを確保し、花苗や観葉植物などを豊富に並べる。はやりの塊根植物(コーデックス)やオーストラリア産庭木のオージープランツも扱い、「買える植物園」をコンセプトにした展開を進める。
店内には新たに電子掲示板(デジタルサイネージ)3台を導入。タッチパネル式で、店舗の案内や取り扱い商品、イベント情報などを表示して非接触型の接客体制を整えた。
造園工事業と合算した2023年12月期の売上高は、21年の1億2千万円から25%引き上げる目標を掲げる。玉木社長は「会社全体のイメージを変えて新しい客層を獲得していきたい」と話した。