島根県内で新型コロナウイルス感染者数が下げ止まっている。9月下旬以降、1日当たりで500人を超える感染はないものの、200~300人台が続く。国の旅行支援で全国的に人流が増える中、県はこれ以上の大幅な減少は見通せないとの認識で、オミクロン株対応のワクチン接種を呼びかけ、第8波への備えを進める。

 県内では、感染力の強いオミクロン株の亜種「BA・5」の拡大で7、8月に1千人規模の確認が相次いだが、9月以降は減少。1週間の感染者数(人口10万人あたり)は、10月上旬に一時100人台まで下がったものの中旬以降は200人台と横ばいで、24日時点では250・1人。

 県感染症対策室によると感染者減少の動きが鈍化した理由として、...