委嘱状を受け取った島根スサノオマジックの津山尚大選手(中央)と、島根県警察本部の荒薦章二交通部長(左)=松江市鹿島町佐陀本郷、鹿島総合体育館
委嘱状を受け取った島根スサノオマジックの津山尚大選手(中央)と、島根県警察本部の荒薦章二交通部長(左)=松江市鹿島町佐陀本郷、鹿島総合体育館

 【松江】バスケットボール男子Bリーグ1部(B1)の島根スサノオマジックがチームで、夜光反射材着用を呼びかける「キラリ推進隊」となり28日、松江市鹿島町佐陀本郷の鹿島総合体育館で委嘱式があった。津山尚大選手(26)が代表で出席し、事故減少に貢献したいと語った。

 式では島根県警本部の荒薦章二交通部長が、日没の早まりで重大事故発生が懸念されると述べた上で「地域に根付くスサノオマジックの着用呼びかけは効果がある」と期待した。

 津山選手は「私たちの積極的な反射材着用で輪を広げたい」と強調し、事故の被害者、加害者に誰もがならないよう尽力すると意気込んだ。

 県警は反射材を着用する手本になってもらおうと、キラリ推進隊を2015年に設け、今回で延べ107団体に委嘱。県内では今年、交通事故の死者が昨年同期比5人増の13人で、うち9人が高齢者だった。

      (小引久実)