腰や膝に手を置きながら必死に石段を上るランナー=出雲市小境町、一畑薬師
腰や膝に手を置きながら必死に石段を上るランナー=出雲市小境町、一畑薬師

 日本一過酷とされる1138段の石段が名物の「第44回一畑薬師マラソン大会」(出雲市、山陰中央新報社主催、NPO法人ひらたスポーツ・文化振興機構、出雲市スポーツ協会雲州ひらた支部共催)が30日、出雲市小境町の一畑薬師山上駐車場を発着点に開かれた。好天に恵まれ、799人が日頃鍛えた健脚を競った。

 5キロ、10キロの距離別2コースで、男女、年齢別計15クラスを実施。参加者は、島根、鳥取両県在住者に限定した前回大会より89人多かった。前回に続き一人一人計測が始まる「ウェーブスタート方式」により、スタート時やレース中の混雑を緩和した。

 ランナーは宍道湖を望む山の中腹から標高差約300メートルのつづら折りの坂を一気に下り、最後の石段では腰や膝に手をやり苦しそうな表情を浮かべながら一歩ずつゴールを目指した。

 (藤原康平)

 

 <お 礼>

 第44回一畑薬師マラソン大会は、関係者をはじめ、沿道の皆さま、ドライバーの方々のご協力、ご声援により無事終了しました。お礼申し上げます。

  出 雲 市

  山陰中央新報社