苗木を植える児童=隠岐の島町原田、寺の前公園
苗木を植える児童=隠岐の島町原田、寺の前公園

 大田市の三瓶山北の原で30日に開かれる「第71回全国植樹祭」の事前行事が6日、隠岐の島町原田の寺の前公園であった。児童や住民が、今春リニューアルオープンしたばかりの公園の緑化を目指して広葉樹の苗木150本を植えた。

 植樹祭の機運を盛り上げる記念行事として県などが開催。遠足に訪れた地元の中条小学校の児童約60人が、県隠岐支庁農林水産局の職員の手を借りながらスコップで穴を掘り、クリやカブトムシが好むクヌギの苗木などを植えた。

 森林保全の大切さや県が進める循環型林業について学ぶ機会もあり、6年の奥本佳良君(11)は「来た人が隠岐の自然はいいな、と思ってもらえる公園になってほしい」と話した。(森山郷雄)