羽田空港内で開催された「焼津大漁祭」。「小泉八雲が愛したまち焼津」というのぼりもあった=22日、東京都大田区
羽田空港内で開催された「焼津大漁祭」。「小泉八雲が愛したまち焼津」というのぼりもあった=22日、東京都大田区

 きのうに続いて東京出張でのこぼれ話から。1時間半近く並んで上野動物園のパンダを見た後、帰路の羽田空港に到着すると、思いがけないのぼりを見つけた。「小泉八雲が愛したまち焼津」-。その下をよく見ると「あげ、そげ、ばけ。」の松江市内では見慣れたロゴマーク。「小泉八雲とセツゆかりのまち 松江、焼津」の文字もあった。

 静岡県焼津市が地元の海産物や水産加工品などをPRするため、2日間限定で開いた「焼津大漁祭」。9月にはJR東京駅でも開催したという。

 松江での生活を経て熊本、神戸、東京と移り住んだ八雲と妻セツ。八雲は晩年、友人から紹介された焼津を避暑地として気に入り、1904年に亡くなるまで、夏はここで過ごしたそうだ。

 八雲とセツをモデルにした朝ドラ『ばけばけ』の放送効果は、まだ登場していない焼津でも出ている。八雲が東京で留守番するセツに宛てた片仮名書きの手紙など、ゆかりの品々を展示する焼津小泉八雲記念館の入館者数は「9月は対前年比400%、10月は500%」と市シティプロモーション室の太田大介室長。放送に合わせ、パンダに負けない注目度になっているようだ。

 「あげ、そげ、ばけ。」は官民組織「小泉八雲・セツのドラマをイカしてバケる松江推進協議会」の専用キャッチコピーだが、申請すれば焼津市でも使えるという。八雲が結ぶご縁を、さらにバケさせたい。(健)