5年後の第13回和牛能力共進会に向けた対策を協議する関係者=鳥取県湯梨浜町田後、TCC湯梨浜支局
5年後の第13回和牛能力共進会に向けた対策を協議する関係者=鳥取県湯梨浜町田後、TCC湯梨浜支局

 5年後に開かれる第13回全国和牛能力共進会(北海道全共)に向けた鳥取県の出品対策を話し合う会議が14日、同県湯梨浜町であった。県代表牛の品質底上げに欠かせない生産基盤の強化に向け、数値目標を定める方針を確認した。

 生産者ら17人が出席した。10月にあった鹿児島全共と同様、繁殖雌牛の生体と肥育牛の枝肉の総合評価に加え、枝肉の脂肪の質を評価する二つの審査区分で首席獲得を目指すなどの目標を設定した。

 総合評価の首席獲得に向けては2025年度までに出品候補の繁殖雌牛50頭と肥育牛40頭を生み出し、選抜する。他の審査区分でも年度別の目標を立て、県と県畜産推進機構が進行管理する体制案を示した。11月末の会合を経て決める。

 出品の軸となる種雄牛には、産肉の遺伝能力を検定中の「智頭白鵬」や、県基幹種雄牛「菊花久」などが候補に挙がった。

 県畜産振興局の岡垣敏生局長は県内種雄牛の遺伝能力は大規模産地の種雄牛と比べて劣っていないとの見解を示し「今年度中には種雄牛の候補を決め、いち早く候補牛を作ることで全国に先んじたい」と話した。

 鳥取県勢は鹿児島全共で、総合評価の6区と脂肪の質を評価される7区で首席を目指したがかなわず、繁殖雌牛や種雄牛候補の審査では17年の宮城全共と比べて評価を高めた。