除雪グレーダの運転席に乗る児童=島根県飯南町頓原
除雪グレーダの運転席に乗る児童=島根県飯南町頓原

 【飯南】本格的な積雪シーズンを前に島根県飯南町内の児童が16日、除雪機械の見学や試乗を体験し、住民生活を支える車の役割を学んだ。

 頓原、志々、赤名の3小学校の4年生約20人が参加した。町内を南北に走る国道54号の除雪や凍結防止に取り組む国土交通省松江国道事務所頓原維持出張所で、除雪機械を見学した。

 児童は雪をかく器具が車体前方に付いた除雪トラックや除雪グレーダ、道路脇にたまった雪を砕いて投げ飛ばすロータリー除雪車の運転席に乗った。タイヤのボルトの締まりやライトの点灯といった運転前の点検も見学した。

 頓原小の藤原あやめさん(10)は「たくさん雪が降ったとき、雪をかいてもらえるから登校できる」と笑顔。板垣和磨(かずま)君(10)は「生活を支えてもらっている。ありがとうと思った」と話した。

 (狩野樹理)