赤色にライトアップされた松江城天守=松江市殿町
赤色にライトアップされた松江城天守=松江市殿町

 世界赤十字デーを前にした7日夜、松江市殿町の松江城を赤十字のシンボルカラーである赤に照らす取り組みが始まり、鮮やかに染まった天守が夜景に浮かんだ。日没から午後10時で、9日まで。

 島根県内では、同市向島町の山陰中央テレビの鉄塔でも同じ期間と時間にライトアップする。

 スイス人事業家で赤十字の創始者アンリー・デュナン(1828~1910年)の誕生日にちなみ、8日が赤十字デーに定められている。

 ライトアップはデュナンが提唱した、差別なく苦しむ人を思いやるという「人道」の理念をPRするために実施。2016年から各地で行われ、今年は24都道府県34カ所で、趣旨に賛同した施設や歴史的建造物が外観を赤色に照らす。(佐貫公哉)