階段下のスペースをペットのケージにリニューアルした円建創の住宅展示場=松江市東津田町
階段下のスペースをペットのケージにリニューアルした円建創の住宅展示場=松江市東津田町

 注文住宅やリフォームを手がけ、今年創業35周年を迎えた円建創(株)(松江市東津田町、安達盛二社長)がペット共生住宅の分野に本格的に参入した。愛犬、愛猫と共に暮らす住宅をイメージし、本社の展示場「住まいりんぐプラザ」をリニューアル。12日から一般公開され、ペットを連れていける住宅展示場をアピールしている。

 一般社団法人ペットライフスタイル協会が認定する、愛犬家住宅コーディネーター、愛猫家住宅コーディネーターの資格を社員が取得。新築、リフォーム問わず飼い主のニーズに応える。

 住まいりんぐプラザ(木造2階建て、延べ床面積495平方メートル)は、階段下のスペースをケージとして活用したほか、キッチンに侵入しないための柵や猫用の遊具「キャットウォーク」を設置。カーテンや網戸、中庭の人工芝なども爪が引っかかったり、破れたりしにくい仕様にした。コンセプトは「ペットと暮らす木の家」。約150万円をかけた。

 今後は、定期的にイベントを開き、新事業への認知を広げる活動に力を入れる。月5~10件程度の展示場来客を3倍にすることが目標。安達社長は「ペット好きという共通の趣味があるコミュニティーが展示場を拠点に広がるといい」と語った。