空港として初めて採用された萩・石見空港のロゲットカード=益田市内田町、同空港
空港として初めて採用された萩・石見空港のロゲットカード=益田市内田町、同空港

 全国の観光名所をデザインしたコレクションカード「ロゲットカード」に、空港として初めて萩・石見空港(益田市内田町)が加わった。現地を訪れ、施設利用や土産物購入などの条件をクリアすればもらえるコレクション性が人気で、島根県関係では6種類目。関係者は県内の周遊観光につなげたいと期待する。

 カードはゲーム、映像作品のシナリオ制作を手がけるストーリーノート(東京都)が企画。世界遺産の姫路城、東京スカイツリーなど、全国の観光スポットを写真や文で紹介する。現在113種類、計約65万枚が発行されている。

 萩・石見空港のカードは山陰道沿線活性化協議会が同社と共同で企画。駐機中の航空機と空港ターミナルビルが1枚に写る、夜の風景写真がメイン。空港の売店で、2千円以上買い物をするともらえる。

 写真を無償提供した航空写真家のルーク・オザワさん(63)=東京都八王子市在住=は「萩・石見を第1号に広がればいい」と全国の空港の活性化につながってほしいという願いを込めた。

 県関係ではほかに仁摩サンドミュージアム、道の駅キララ多伎、宍道湖などのカードがあり、協議会は空港と高速道路などを絡めた周遊観光をPRする。 (藤本ちあき)